ロハス(LOHAS: Lifestyles of Health and Sustainability)を教育・研究の柱とするキャンパス内にあり、研究の情報発信や交流を目的とするサイエンスカフェ的な機能を持ちます。既存の豊かな緑と地下水を活かし、雨水・地下水を温熱環境に寄与させるかたちで屋上も絡めた水循環や、断熱も期待できる屋上緑化を施した環境建築。キャンパスの結節点にあり、周辺環境を読み解いた特徴ある造形で、私たちも開発チームの一員である縦ログ構法や小径材を用いた架構の内部空間、広葉樹の家具による空間は、居心地も重視。その地域木材利用や製材は、この建築のプロセスに深く入り込んだ研究室の学生への教育的効果や木材など地場産業の関係者との連携の深化を目指した。
(設計者:日本大学工学部・浦部智義+はりゅうウッドスタジオ・滑田崇志・斉藤光)
(設計者:日本大学工学部・浦部智義+はりゅうウッドスタジオ・滑田崇志・斉藤光)