日本でも有数の豪雪地である只見町で、老朽化した小学校の改築。屋根は自然落雪が期待できる金属板葺の勾配屋根を採用。外壁はＲＣ造外断熱とし、内部のコンクリートが巨大な蓄熱体となる輻射暖房を採用し、冬期の快適な温熱環境を実現。設計と並行して児童・保護者・地域住民等が積極的に参加するワークショップを頻繁に行った。特に工事期間中に６年生だった児童達には、教室のサインの作成や上棟式でのもちまきに参加する等の思い出づくりに努めた。
（設計者：（株）邑建築事務所）