「西洋中世の馬小屋」をイメージした創設者・諸橋廷蔵（1934-2003）のラフスケットをもとに、創設者と設計者で建物の外観を決定しました。
　磐梯朝日国立公園の中に位置しているため、高さ制限から平屋建てとなりましたが、これら建てる上での試行錯誤は結果として美術館の個性となり、彫刻作品が並ぶ天井高9m、約100mにわたって続く開放感ある彫刻ホールは、当館でまずご覧いただきたい場所です。また建物を外から眺めるとシンメトリーになっており、それが前面の池に映るリフレクションは人気の撮影ポイントになっています。
（諸橋近代美術館学芸部広報）