生徒数の減少で２つの小学校を統合し新設された1学年1クラス、生徒数約100名の学校。豪雪地帯特有の軒深い大屋根を低く連ねた佇まいが周辺景観とも調和する。普通教室を北側に、オープンスペースを南側に配置し、オープンスペースの明るさや温かさが北側教室まで行き渡り、冬場も明るく安定した光を供給する。多目的教室兼ランチルームを学校の中心に置き、周りに図書館、PC室、放送室等を設け、様々なメディアに囲まれたラーニングセンターとした。旧小学校の古材を体育館やアルコープの壁に再利用し、懐かしい思い出をつなぐ工夫をした。
（設計者：株式会社青島裕之建築設計室）