裏磐梯の絶景を望む弥勒沼のほとりに佇む裏磐梯高原ホテルは、レッドシダーシングル葺きの外観と自然が調和した景観により親しまれてきた。ホテル設備の老朽化に伴い、外観をそのまま残しつつ温浴棟増築・客室等のリニューアルによりホテルとしての居住性を向上し、快適な環境で自然を楽しめる滞在型ホテルに再生した。自然景観の美しさだけでなく、来館者のために裏磐梯の環境や地域の文化に関わる企画展示等を催すことにより、その価値を高めている。
（設計者）