小高は東日本大震災と原子力発電所の事故により避難地域に指定されました。
　その解除に伴い、地元に戻る住民の生活を支援する施設です。
　我々は人々が気軽に立ち寄れる「まちになじむ建築」を目指しました。
　南北に分かれた敷地をつなぐ屋根のかかった『　浮舟通り』に沿って、平屋の「連続切妻屋根」の分棟配置とし、多様な広場や屋内・屋外の連続した居場所を創出しています。
　敷地に残っていた町家は改修し、まちの記憶を継承しています。
（設計者：株式会社山本堀アーキテクツ）